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2010年04月 アーカイブ

2010年04月05日

久賀島へ

 少し前になりますが、五島列島の久賀島へ行ってきました。
久賀島プロジェクト始動のため初めて五島列島へ行ったのですが、
とてつもなく貴重な体験ができました。

四日間にわたる久賀島の旅を
少しずつお伝えしたいと思います。

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2010年04月07日

久賀島の旅1日目

 まずは東京から長崎空港へ。
平日早朝にもかかわらず満席。
出発便がボンバルディア機のような気がしてちょっと不安。

約2時間で長崎空港着。早い。
さっそく市内に入り、昼食を。
初めて現地で食べる長崎ちゃんぽん。
魚介のスープがきいていて野菜もどっさり。
満腹、満足。

午後は県庁を訪問。
こちらの企画・提案を伝え
担当者の方から地方や離島の厳しい現状を聞いた。
ちょっとへこみつつも時間がないので長崎港へ。

久賀島へは長崎から連絡船で福江島まで3時間半、
さらに小型船で20分ほどの乗り継ぎが必要。
夕方の便でまずは福江島へ。

日も暮れて真っ暗な海をひたすら進む。
乗った船はいかにも昭和といった感じ。
あちこち錆びていて、
何かあったらアウトだなと感じつつひたすら乗る。

午後9時福江島到着。あたりは真っ暗、人気なし。
久賀島への船はないので明日移動することになった。

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長崎駅前。急斜面に並ぶ建物がいかにも長崎らしい

2010年04月08日

久賀島の旅2日目

 朝、福江島を出発し船で20分、久賀島へ。
漁船を改良したような船なのでとても揺れる。
つかまっていないと海に振り落とされそうだし、
波しぶきでカメラ機材が濡れないか心配だった。

ほどなくして到着。
ここが港? いや船着き場。

数人が迎えに来ていたが、それぞれ散って行く。
僕らは今回現地でお世話になる方に挨拶をし、車に乗り込む。

車で数秒、元小学校らしき建物に到着。
今はアトリエになっているらしい。
昼食をいただきさっそく撮影へ出かける。

太陽が出ているうちが勝負。できるだけ撮らねば。
島を車で走りはじめておよその想像がついた。
人や車にすれ違うことがなければ、
レストランも喫茶店もコンビニももちろんない。
ジュースの自動販売機を2台確認できた。

東京都比べてはいけないと思うほど
生活のすべてが違う。
しかしこの島の魅力はもっと別のところにあった。

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白い縁が特徴的な玉之浦椿

2010年04月13日

久賀島の旅3日目

 前日、車で島を周り気がついたことは自然の豊かさだ。

小さな島ではあるが起伏が激しく山や丘が多い。
話によると野生のシカやイノシシもいるらしい。
そして空気がとても澄んでいて、きれいな空気に
体が洗われるような気がした。

展望台に上がれば360°見渡す限りの空と海。
リアス式の海岸が見えその先に何があるのか
興味が沸き立つ。

また旧五輪教会や牢屋の窄といった貴重な文化遺産も残り、
教会に足を踏み入れると中は静まり返り独特の空気が漂う。
長い月日に渡り多くの人々がこの場所に足を踏み入れ
祈りを捧げた場所。
歴史的背景の中で、時には命を賭した人もあっただろう。
そんなことを想像しながら、ただじっと祭壇や柱、床の傷を
見つめてしまう。

この島には都会の生活で忘れかけていた
“大切なもの” がたくさんある。


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2010年04月22日

久賀島の旅4日目

最終日は久賀島から福江島を経由し長崎へ。
長崎が大都会に見えた。

島の人々は質素な生活だが、自然の中で生きるという
本来すべき生活をしていたように思えた。

風や草木によって四季を感じ、旬のものを食す。
長い歴史と文化遺産を日常に感じながら
後世にその意義を残す。

一見不便なようでとても羨ましくも思えた。
久賀島に滞在した間ストレスなど感じることはなく
時間を気にすることもなかった。

また来たい、来なくてはいけない。
そう感じさせてくれる場所だった。

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 旧五輪教会

2010年04月27日

さくら

毎年桜の季節は近場へあちこち出かけて行きます。
いくつかお気に入りの撮影場所があり、
「またここにも咲いたか」と開花を喜ぶ。

全景ばかりではつまらないので
今回は100-300mmのズームレンズを使い
ぐぐっと寄って見ました。

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2010年04月28日

さくらその2

 今回も望遠レンズを使って、桜の風景を切り取る感じで。
水辺の桜は春らしさを感じます。

今年は比較的花持ちが良い気がするのは
蕾のうちに寒さによって鍛えられたからとか。
そんな強さに感服。

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2010年04月29日

さくらその3

儚くも散り際が潔いのが
桜の良いところ。


日本人が古来より大切にしてきた
侘び寂びが感じられる。

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